韓国ドラマ『不滅の恋人(原題:大君)』王位をめぐる2人の王子の戦いや切ないラブストーリーが描かれた歴史ドラマ

・おすすめ★★★ 絶対見て!
韓国ドラマおすすめ度 ★★★

ユン・シユン×チン・セヨン×チュ・サンウクら豪華キャスト出演!王位を巡る最も有名な骨肉の争いをモチーフにした、甘く切ないロマンス史劇。

時代劇の中ではおすすめです!韓国の歴史(詳しくは知らないんですが)では王座をめぐり、有名な兄弟争いだった時代のようです。

見終わった感想としては前半に盛り上げり過ぎた分、後半が〜!という感じです。少し同じ展開を繰り返し過ぎかな、というところはありますが、ユン・シユンの時代劇姿がかっこよくて楽しかったです〜♡

↓簡単なあらすじ

朝鮮王朝時代。国王と2人の大君イ・ガンとイ・フィの三兄弟。次男のチニャン大君ことイ・ガンは、幼いころは、病弱な長男の王位継承をおびやかさぬよう宮廷を出され、家族と離れて育った。一方、三男のウンソン大君ことイ・フィは、端正な顔立ちで心優しく、芸術の才能もあり、誰からも愛されていた。次男のイ・ガンは、宮中で育った優秀な弟と比べられ、軽視されることがくやしかった。朝廷の重臣の美しい令嬢チャヒョンは、絵を描くことが大好きなおてんば娘。ある日、花嫁修業を抜け出していたとき、偶然イ・フィと出会い、2人は恋に落ちる。兄イ・ガンもチャヒョンを気に入り、全てを手に入れようと、王座を狙い動き出す。そんな兄の暴走を止めるためフィは兄との闘いを決意する。
ドラマのはじめにこんなボロボロのユン・シユンさん演じるウンソン大君が現れ、「あれ?これってこんな感じのドラマだっけ?」と思っていると、少し時間が戻ってこのシーンに至るまでの話が始まります。あのシーンになるまでは何が起こるのか?あのシーンのあとは復讐が始まるのかな?なんてことを思いながらまんまとハマっていきました〜
 
ウンソン大君(イ・フィ)は国王の3兄弟で一番下の弟。芸術に長けていてとても優しく周囲からの信頼も厚い存在。ユン・シユンさんの時代劇は初めてだったのですが、とっても時代劇の衣装もお似合いで現代の時よりもソンちゃんは好きでした〜!優しい雰囲気と衣装の雰囲気がぴったりでしたね☆
争いを嫌う性格だが、兄の暴走を止め、国を安定させ、愛する人を守るには自分がやるしかないと決意していきます。
 
ヒロイン・チャヒョンを演じるのは日本でも知名度の高いチン・セヨンさん。チャヒョンは良家の娘ながらお転婆娘で、天真爛漫な性格。絵を書くことが好きで、自分がやりたいと思ったら変装して家を抜け出すほど。でもこの性格があるからこそ困難ばかりが襲うウンソン大君との愛も続けられたのかもしれないですね〜。
 
絵という共通点からフィとチャヒョンは惹かれ合っていきます。
チャヒョンに馬の描き方を教えるフィ。チャヒョンは男装していますがかわいさが溢れてます。お似合いなお二人でした〜
 
ドラマを盛り上げる悪役、チニャン大君(イ・ガン)を演じるのはチュ・サンウクさん。幼いころから兄の脅威になると、宮の外で育てられたガンはフィを妬ましく思います。母からの愛・信頼を得るためにも自分の存在を示さなければと動くのですがそれが欲となり更に遠ざけられます。ほしいもの全てを手に入れるためにも地位・権力を得なければとフィを排除したり甥を排除したり、横暴さが増していきます。
ほしいものの一つとしてチャヒョンがいます。もうね「しつこいな〜!!」っていうくらい諦めません!笑 チャヒョンも自分が王になれば手に入れられると思うも遠ざかるばかり。地位を手に入れてもほしいものは得られず、どんどん孤独に。孤独と戦いながら壊れていく感じをチュ・サンウクさんがいい感じに演じています。チュ・サンウクさんに悪役もイメージがそんなになかったのでこんな役やるんだ〜という感じでしたが、悪役も人気俳優さんだと見ている側は楽しいですよね♪
 
ちなみにですが、大君(テグン)は国母が生んだ男子のことを称します。国王の弟ということですね!
 
チニャン大君の正妻となるのがリュ・ヒョヨンさん演じるナギョム。ナギョムはチャヒョンの友達と紹介してありますが、親しい友だちと思っているのはチャヒョンだけ。笑 ナギョムはチャヒョンほどの家柄ではないため、自分の権力を高めることへの欲が大きくチニャン大君ともお似合い。チニャン大君がチャヒョンばかり気遣うので嫉妬し、チャヒョンに冷遇します。よくある女の悪役ですね。笑
 
左はチャヒョンのお付きのクッタン。ムン・ジインさんは雰囲気もかわいいしおちゃめな演技が自然なのでとても好き。クッタンは自由なお嬢様チャヒョンに振り回されながらも理解し、協力し一番の親友としてチャヒョンを支えます。
右はとある出来事からウンソン大君のお付きとしているルシゲ。ルシゲを演じるのはソン・ジヒョンさん。4Minuteの元メンバーでアイドルでしたがすっかり女優に転身されてますね。フィを慕い、異国からやってきますが、フィはチャヒョン一筋なので叶わぬ恋をしています。フィが罪なほど優しいんですよね〜。ここでチャヒョンとルシゲは恋のライバルになるわけですが、フィを守るというところで一致し、助け合います。ここでバチバチの関係にならなかったのがよかったですね。
 
3兄弟の母、大妃を演じるのは大ベテランのヤン・ミギョンさん。さすがの気迫の演技で、ドラマに格がつく感じですね。その他重役にもベテラン俳優さんが勢揃いです。時代劇は登場人物が多すぎて紹介しきれません(・_・;)
子役の子もお目々クリクリでかわいかったです!
 
フィとチャヒョンは幾度となく運命のいたずらに引き裂かれますもう何回離れ離れになるんだよ!ってツッコむくらいです笑 でもお互い揺らがずに想い続けます。二人の願いが静かなところで二人で絵を書きながら暮らしたいというのが素朴な願いなのに叶わない運命ったら・・・っという感じで国王になることを目標ではないのが見ていて穏やかだったかなと思います。
終盤は兄弟対決のいがみ合うシーンが多くて、もういいよ〜という感じもありましたが、国のため、愛する人を守るためにフィは兄ガンとどう闘っていくのか、終わり方もまぁスッキリしていたのでよかったと思います!
出ている方の演技も安定していて見やすかったですし、時代劇だけど、一つ一つの出来事がフィクションっぽくて(当たり前ですが)面白かったです!
 
制作:2018年
脚本:チョ・ヒョンギョン『三つ葉のクローバー』『イニョプの道』
演出:キム・ジョンミン『伝説の故郷‐妓房階段』『王女の男』
出演
ユン・シユン:『製パン王キム・タック』『私も、花』『総理と私』
チン・セヨン:『ドクター異邦人』『オクニョ』『Born Again』
チュ・サンウク:『ジャイアント』『グッド・ドクター』『悪賢い離婚女』『美女の誕生』
ムン・ジイン:『僕が見つけたシンデレラ』『愛の温度』『ドクターズ~恋する気持ち』
ソン・ジヒョン:『悪魔が君の名前を呼ぶ時』
 

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